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にゃもぺーさん (8f2df1qp)2023/9/18 01:25 (No.908504)削除6/30
この日の日の出、3:45。
もう起きてた。
どうも、うまく寝れない。
雨はあがりもう明るいし、これから朝食前に、ワッカ原生花園にサイクリングに行くことにする。
ホテルに電動アシストのレンタサイクルがあり、こんな時間でも貸してもらえたので利用する。
4時半、出発〜。
こんな時間からなにやってんだか、という気がしないでもない。
結果からいうと、期待のエゾスカシユリは、最盛期を過ぎて数えるほどしか咲いてなかった。
今年は花が10日から2週間、早かったようだ。
ほかの花が数種類咲いてはいたが、ざんねん。
花の最盛期が書かれたパンフを見ても、7月中旬の花がもう咲いていた。
サロマ湖は、夕日と花、両方ちと残念で未練を残した。
朝食をたらふく食べたあと、ホテルのすぐ近くにある縄文遺跡の施設へ。
所蔵品が国宝に指定されたとかで、記念の展示を見る。
考古学にはあまり興味がないが、展示パネルに縄文人の平均死亡年齢は約31歳、とあって驚く。
ホテルの無料送迎バスで1時間、北見駅前まで送ってもらう。
車窓から、玉ねぎ畑が見える。
さてまずは、土産物の調達。
カーリング女子のおやつ、チーズケーキ「赤いサイロ」を、駅のキヨスクでおときゅうパスを見せて、1割引で入手。
観光案内所でパンフをもらい、ホテルに荷物を預けて、街歩き開始。
北海道に来たのは、数えてみると13回目くらい。
鉄道とバスでいろいろ歩いてるが、北見は主要な都市では最後になった感があるので、来られてめでたい。
明日はオホーツク2号で石北本線に乗るが、こちらも初めてなので楽しみ。
ありがたいことに休み1日余計に取れたので、この日帰るつもりで取っていた、女満別からのJALをキャンセルする。
明日鉄道で一日かけて、帰る。
駅に戻り、明日の下調べも兼ねて中をよく見る。
隣の商業施設に入ってみて、地下で興味のあった鮭の形のお菓子「ほっちゃれ」を発見、捕まえる。
セコマでお茶を買い、地図に「SL公園」とあったので行ってみたらSLが静態保存されていた。
かつて石北本線を走った車両だろうか。
ちょっと古めの、大きな倉庫を見つける。
うっすら書かれた文字が「玉葱貯蔵庫」と読めて、らしいわ〜と楽しくなる。
ハッカ記念館では、外の花壇を手入れされていた職員の方に促されて、植えられたハッカの葉っぱをこすってかいでみると、同じハッカでも種類によって香りが違うのがよくわかった。
チョコミン党ではないし、ハッカは苦手だと思っていたが、歯みがきとかはミントの使ってるしなあ。メントール配合の薬とか化粧品も。
ハッカには、思いの外お世話になっていた。
ハッカ記念館に入る前、斜め向かいのところに鉄道の車両が数両あるのが見えて、何だろう?と思っていた。
ハッカ記念館の隣りにある、ハッカの蒸留を実演して見せてくれる蒸留館を出て、道路を渡り近くに行ってみた。
そのときは閉まっていたので入れなかったが、地元のNPO法人が管理してる鉄道車両展示場だった。
なんでも、池北線がこのそばを通っていて、そこから車両の個人オーナーがここに引き込んで、保存してたようだ。
除雪車とか、武骨な車両に目を引かれる。
オホーツクビアファトリーの横を通り過ぎ、ピアソン記念館へ。
宣教師夫妻の足跡をたどる。
街中を歩いていて、病医院が多いような気がする。
オホーツク管内の中心都市だから、そういう街では医療も重要な産業てことかなあ、などと考える。
ホテルに戻りチェックインし、荷物を部屋に置き、再び外出。
北見は、焼き肉の街でもある。
有名どころらしい「味覚園総本店」で予約しておいた。
いただいたのは、生ホルモン・熟成サガリ・熟成ネギ塩タン・レバー・熟成カルビ・玉ねぎサラダ・生ビール・めどん・流氷アイス、しめて6420円、食べたわ〜。
まだ違うお肉に未練もあったけど、今回はこのくらいで。
(左隣のお兄さん、店員が焼いてくれる熟成カイミノ2000円を注文していて、焼いてる様子を横目でちらちら見てしまった。)
旅行支援のクーポン2000円使えて、お得にいただきました。
ついに一人焼き肉デビュー♪だ。
7/1
また、一日かけて鉄道で帰る。
ちと雨が心配。
6時過ぎにチェックアウトして、駅へ。
6:47発のオホーツク2号、さっそく掲示板が出ていて遅れの表示が。
倒木処理の影響で、網走を45分遅れて出発とのこと。
いったん、札幌〜函館の特急北斗12号の指定席を、ひとつ後の14号に取り直す。
まあ遅れて乗り継げなくなったら、どっか泊まろ、と思っていた。
ちょうど、予備の服一日分洗濯してあったし。(仕事どうするねん。)
47分遅れで北見発。
北見滞在が47分伸びて、めでたいと考える。
初めて乗る線区は、どきどきする。
遅れをどのくらい取り戻せるか、という点でもどきどきしてる。
いわく付きの常紋トンネルを通るときも、どきどき。
窓に張り付いて、車窓を眺める。
旭川の時点で39分遅れ。
札幌には、そのまま39分遅れで11:55に着いた。
鉄道乗りっぱなしだと、お金使わなくていいわー、と思う。
降りたら駅でその分使うことにはなるけど。
北見駅で取り直した特急北斗14号だが、最初の計画の12号にかろうじて乗れるので、もっかい指定席変更。
指定席券売機、やっぱり急いでると間違える!!
シロウトじゃないつもりなのに3度間違える。
札幌12:09発北斗12号、天気はよくなり海も穏やか。
函館16:10着。滞在時間45分。
新函館北斗で乗り換えず、敢えて函館まで来たのは乗り鉄のこだわり。
駅前でかぼちゃソフトクリーム食べて、ハセガワストアのやきとり弁当買って温かいうちに新幹線に持ち込み、りんごワインで乾杯。
青函トンネルはしっかり楽しみ、さよなら北海道&ただいま本州。
車内販売で、ずんだのシンカンセンスゴイカタイアイスを買い、食す。
食べたら寝落ち……
大宮で乗り換えず、終点東京まで行って、5分の折り返しでまた新幹線乗って帰る。
これもこだわり。
東京駅の乗り換え5分は、新幹線同士とはいえ人が多すぎて早く移動できないから、ちょっと焦った。
「赤いサイロ」を詰め込んだ折り畳みボストンバッグを手に、肩から1500円バッグをさげて、23時半過ぎ無事帰り着く。
後日、破れたリュックの製造元のサイトを見たら、「1泊くらいのちょっとした旅行に最適」と説明があった。
7日間の荷物を詰め込まれたら、そら破けますわな。
ごめんよ相棒、長年いろんなとこ一緒に行ってくれて、ありがとね。
さようなら。
終